こんこんってナニ?
こんこんレシピは、塩尻市に伝わる伝説のキツネ“玄蕃之丞”からネーミングしました。
“玄蕃之丞”は郷土の昔話に登場するキツネで、毎年7月下旬に行われる市民祭「玄蕃祭り」の由来となるなど、古くから塩尻市民から広く親しまれています。
また、市内の学校給食では、厚揚げを使う料理などに“玄蕃之丞”から名前をとったオリジナルメニューを提供している学校も多くあります。
”玄蕃之丞”ってナニ?
塩尻市内では、しばしばキツネのキャラクターを目にすることがあります。“玄蕃之丞”と呼ばれるこのキツネは、昔、桔梗ケ原一帯に住み、宿場から宿場へ、集落から集落へと行き交う人間を騙していたと伝えられています。明治時代、桔梗ケ原にも鉄道が通り初めた頃になると、自ら汽車に化けて線路を逆走しては機関手たちをだましていたというエピソードも残っています。
学校給食の食器になった“玄蕃之丞”
こども達の地域への愛着や食への関心を高めることを目的に、楢川地区を除く市内の小・中学校では、“玄蕃之丞”と塩尻市特産のブドウの独自のデザインを取り入れた給食用食器を、平成15年度から取り入れています。
このデザインは、当時の児童・生徒1,599人(小学生1,257人、中学生342人)の応募の中から選ばれました。
塩尻特産のブドウの間からこっそり顔を出すキツネがデザインされています。地元の大地が育てた食材を通して、ふるさとのことを思いながら給食を食べてほしいとの願いが込められています。